交通事故用語集
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- PTSD
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読み方ピィーティーエスディー意味心的外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder)と呼ばれる。死に直面するほどの恐怖を感じたときに、その後に精神的なトラウマが残ってしまうというもので、もともとはアメリカなどで戦争体験者(特にベトナム戦争以降)などに限って用いられていた。しかし、現在では、より広い概念で使われる場合が多くなっており、交通事故の被害者でも、日常生活や就労などの社会生活が制限される場合には、個別具体的な事情によって後遺障害として認められる場合がある。
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- 被害者請求
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読み方ひがいしゃせいきゅう意味被害者は、加害者の加入している自賠責保険会社に対して、必要書類を添えて、直接、損害賠償を請求することができる。この請求を被害者請求(16条請求)という。この際に、後遺障害の等級認定もなされる。
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- 被保険者
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読み方ひほけんしゃ意味保険事故が発生した場合に保険による補償を受けられる人。自賠責保険では、自動車の保有者と運転者である。自賠責保険は自動車そのものに付された保険であるから、運転していた者は被保険者となる。
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- 評価損
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読み方ひょうかぞん意味交通事故による車両の破損の修理をした後に、外観、機能に欠陥が生じ、または事故歴によって、車両の価値が下落した場合、車両全体の評価が下落したことによる損害のこと。格落損(かくおちぞん)ともいう。
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- 物損
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読み方ぶっそん意味物質的損害。人の死傷が無く、車等器物の損壊のみの場合を物損事故という。
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- 平均余命
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読み方へいきんよめい意味ある年齢の人々が、その後何年間生きられるかという期待値。生命表で計算されている。
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- 弁護士費用
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読み方べんごしひよう意味裁判の判決では、損害の10%程度を弁護士費用として認める運用がされている。
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- 弁護士費用補償特約
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読み方べんごしひようほしょうとくやく意味弁護士に対する報酬や訴訟にかかる費用を自己の加入している保険会社が負担してくれる制度。限度額は300万円というのが一般的である。
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- 法定利率
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読み方ほうていりりつ意味法律で定められた利率。交通事故における損害賠償の際には、民法に規定されている年5%という利率が適用される。
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- 保険者
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読み方ほけんしゃ意味保険事業を運営するために保険料を徴収し、保険給付を行う運営主体をいう。
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- 保有者
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読み方ほゆうしゃ意味運行供用者のうち、自動車の所有者やレンタカーを借りた者など、自動車を使用する権利を有する者。